八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第7章 ページ7、異邦人
ケイト「ねえねえねえねえ!!想像してみてよ!!
それをもとに創造するからさ!!」キラキラ
ヤミ「尻尾思いっきり振ってるぞ、後ろの犬」
ケイト「?いないよ?」振り返る
ヤミ「あ。
これはイメージであって、お前じゃねえんだった」
ケイト「スケヒロの中の私ってどんなイメージ?;」
ヤミ「ん?犬」
ケイト「人間だよ!!;
れっきとした人間だよ!!;」
ヤミ「わっはっはっ!知ってるっつの!」
ケイト「してて言うんかい!;」
ヤミ「似過ぎなんだよ」
そう笑い飛ばしていると
また頬を膨らましながら睨んできやがった。
ガキか?
いや、それにしては身長高いし…
ヤミ「今更だけど何歳?」
ケイト「ん?14歳」
ヤミ「マジか!;俺16歳。
もっと年下だと思ってた」
ケイト「がーん!!)・・;」
ヤミ「っつぅよか
感じ取らせるのが相手の脳だから
相手の言語に置き換えられるってことか。翻訳必要ねえな」
ケイト「そうだよ;
創造魔法だからそういうのできるんだよ;
魔法を創造する属性で、それを自在に扱うんだ;」じめじめ
ヤミ「もっと得意そうな顔しろよ!!;
反比例してんぞ!」
しょげてどうすんだ!;
両膝抱え込みやがって
ケイト「だって子供っぽいって;」
ヤミ「飯によだれ垂らしてりゃ十分ガキだろ」
ケイト「んな!?;
まあいいや。
それよりも飯の想像カモン!創造する!!
っていうか昼ご飯食べてないから欲しい!!」
ヤミ「ただの食い気じゃねえか!;
まあ俺もまだだけど!」
ケイト「じゃあいいじゃん!!」
ヤミ「心の準備ってもんがあんだろうが!!」
ぎゃいぎゃいと
こうやってバカみたいなやり取りや喧嘩すんのも、ズイブン久しぶりに感じた。