八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第7章 ページ7、異邦人
使用人「あの…;
そろそろ学校へ行かなければ遅刻してしまいます;」
使用人が、時刻が迫っていることを伝えた。
フエゴレオン「む。もうこんな時間か」
ケイト「ごめん…
でもやっぱり兄上って呼んだ方がいいかな?;」
フエゴレオン「…二人きりの時に(名前で)呼んでくれ//」ぼそ
ケイト「!!//
(耳まで真っ赤っ赤。
こっちも熱いけど真っ赤になってないかな?//)
私はいつでもいいよ//」ごにょごにょ
そうして見つめ合うこと数分…
使用人「^^」にこにこ
レオポルド「兄上?姉上?」ぼー&ごしごし
ケイト&フエゴレオン『ドキッ!!)!!//』
ケイト「じゃあいってくるね!いってきま~す!」ぶんぶん
フエゴレオン「ああ、いってこい!」手を振る
レオポルド「はっ!)いってらっしゃい姉上~!」ぶんぶん
レオが起き出して、慌ててケイトを送り出す中
くすくすと笑う使用人の笑い声が、いやに耳に響いた。
手を振って魔法学校へ走っていくケイトの背に
レオはいつものように手をぶんぶんと振っていた。
それから…
『14歳でD…でかいのだろうか?
いや、そんなやましい目で見る気はない!(ぶんぶん!)
今はまだ子供だ!身長だって158cm…』ぶつぶつ
レオが懸命に話しかけてくる中
私は首を横に振りながらぶつぶつと呟き
先程の話で知った情報により、込み上げてくるやましい心を一生懸命振り払おうとしていた。