• テキストサイズ

八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】

第7章 ページ7、異邦人





ざざああああ


海岸で、俺は一人釣りをしていた。



「…異邦人、か」


流れ着いてからというもんの

偉そうなおっさん(魔法帝)に会ってから、周りの奴等はろくに話しかけようともしてこねえ。



好き勝手に遠くでほざいてるみてえだが

異国ってのもあって、言葉が通じねえ。




「ちっ。知ってる言語ならぶん殴りに行けるのによ。

気に食わねえ」


若干苛立ちが止まらなかった。


ここに来てから、そんな毎日の繰り返しだった。




魔法帝「ここで待ってれば

きっとすぐ、言葉の解る人と出会えるよ^^」


どこがすぐだ。

流れ着いてから1週間は経ってんぞ。


っつうより、何であいつの言葉は通じたんだ?




そう疑問に思う中…

ひょんなことに、変な奴が現れた。



そして一つの質問を投げかけた。


「ねえねえ、異邦人ってホント!?」キラキラ

なんだこいつ。


目ェキラつかせてるし、言葉は通じてるが…

もしかして、あいつが言ってたのってこいつか?



「あれ?

魔法でちゃんと言葉が通じるようにしてるはずなのに」


「…あの偉そうなやつの仲間か?」

「ん?知らない。

でも違う国から来たんでしょ!?」ぱああ


「興味本位かよ;」

そう呟く中、こいつは頷きやがった。


声からして女性だってのは解るが…

何でベリーショート?


/ 484ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp