八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第7章 ページ7、異邦人
~余談(1週間内の出来事)~
ケイト「ぱああああああ)…」
フエゴレオン「…;」汗
この一週間、どうやら動かないまま修業をしていたらしい。
そして今、望遠鏡でアンチドリを目撃したらしく…
とても嬉しそうに目を輝かせながら、意気揚々と語り出した。
ケイトが言うには
「アンチドリが半径50mまでなら気付かないよう、魔力を調節できるようになった」とのことだ。
逆を言うと
「半径50mの球形の範囲内にある「ケイトの放っている魔力」があまりにも濃過ぎるため
触れた瞬間にクモの子を散らすように逃げる」と言った方が正しいのだが
実際の所、私たちと同じように何も押さえずに平常状態だと
その範囲は自身から半径5kmにまで及ぶらしく
アンチドリがケイトの行く先と反対になるよう群れで大移動していたようで、一時騒ぎになっていた。
私自身は
その件はここに来る以前から既にあったため、あまり気にしていなかった。
ちょうどいい機会だと思ってやっていたらしいが…
ケイト「そうだ!
1つ目の手法で魔力を体内に押し込める結界作って、それを常にまとえばいいんだ!
そうすれば一つの魔法で用いる魔力も上がるし、魔法による効果がすっごく上がるよ!!」キラキラ
それ以降、ケイトはアンチドリの近くまで寄れるようになったという。
が、あまりにもの魔力の濃密さに
創造魔法で作り出した
ただの「風」が半径5kmを吹き飛ばして更地にし
「火」では地獄の如く全てが燃え尽き、マグマができてしまったため
さらに精進が必要になったらしい。