八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第7章 ページ7、異邦人
結局…
こっちが折れた;渋々ではあるが
それにより…
二人『わーい!わーい!!わーい!!!^^//』キラキラ
二人は狂喜乱舞し、何度も万歳を繰り返し続けていた。
それから後…
大浴場で三人でゆっくりと浸かる中
フエゴレオン「いいか?
元来女と男は別の湯で入るのであって、このように一緒には」
ケイト「わかってるよ^^
家族だからでしょ?」
いつしか、血縁関係においては遠いことを忘れていた。
というよりも
血よりも深く、心が繋がっているようにも感じていることが、ひしひしと伝わってきた。
そしてそれは私も同じだったわけで…
フエゴレオン「ふっ」
一人笑っていると…
ケイト「熱いよ兄上~もうあがる~」ぐるぐる
フエゴレオン「あと五分ぐらいは付き合え」
ケイト「ひええええ」
そう目を回すケイトに、叱咤激励した。
が
数分後、真っ赤になったケイトが目を回し、倒れた。
のぼせたらしいのだが、倒れた時に頭を強く打ってしまい
一週間は横になっておとなしくしていろと言われたそうだ。
ケイト「兄上愛してるううう」
ベッドに横になりながら、何度目かの愛の叫びを聴かされた。
私はベッドの横で付き添い、頭を冷やすタオルを取り替えていた。
フエゴレオン「知っている。
私もお前を愛している、ケイト。
だから寝ろ」←要点
ケイト「なら連れ出して~;」
断固拒否した。
そうして、一週間が経つまでの間
「異邦人が流れ着き、海岸で暮らしている」という噂が、王貴界まで流れてきた。