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【文豪ストレイドッグス】 short story

第7章 クリスマスだよ!全員しゅーごー!!


「クリスマスだよ!!!全員しゅーーーーごおおおおおお!!」

12月26日---。武装探偵社、会議室で。

机の上に立ちふんぞり返る柊梢の姿があった。
クリスマスというテンションの中、彼女は机の上で舞い上がっている。因みに、皆、差はあるが皆それぞれ何時もよりテンションが高いのは明白だった。

「と、いうわけでクリスマスですね」
「現実には次の日だけどね」
「うるせえ太宰それは言わないお約束だろ」

サンタ衣装(コス)の梢。丈が短く肩を大胆に出した女性用のサンタ衣装(コス)・・・、ではなくむしろ本当にやってきそうな本物のサンタ衣装(コス)である。付け髭もなかなか様になってるね、と乱歩に云われて割とノリノリな梢だが、それは褒められているのではない。貶されているのだ。

「ちょいとちょいと、梢、あんた本気でその衣装かい?もっと丈の短いのとか、肩を大胆に出したやつとか、胸をざっくり開いたやつとかあったろう?」
「あっ、私それ希望」
太宰が何気に希望する。因みに梢と太宰は所謂恋人同士(カップル)である。
「えー・・・、こっちのリアルサンタさんのほうが良くね?マジで煙突から不法侵入するサンタだよ!」
「良くないよ!ほら!!こっち来な!!元の服に着替えなおしさせてやる!」
「ええええいいよおおお」

ずるずると引っ張られる梢。何故か与謝野はチェーンソーを片手に持っている。
太宰も堂々と着いて行っていたが与謝野に蹴りを入れられ、ノックアウトしていた。

「与謝野さんのあのチェーンソーは、何の衣装何ですかね。なんか心なしか普段通りのような気もするんですが」
「それ多分合ってるよ、さっき聞いたら、え・・・・・・・・・・・・・・・・、あの、ジェイソンって言ってたから。挙動不審だったから、間違いなくここで誰かが犠牲になるね」
「えええ、谷崎さん・・・大丈夫ですか、あの、ひ、冷や汗・・」
「ななな何を云っているんだい敦くん、ぼぼぼ僕は大丈夫だから・・・・ははは敦君も冷や汗」


哀れな男たちである。


「んんん、国木田ー!!お菓子ー!もっとお菓子!!」
「・・・はあ」
皆、それぞれでクリスマスを楽しんでいる。
最近入社した泉鏡花は敦にくっついて、湯豆腐を大皿から根こそぎさらっていった。
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