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【文豪ストレイドッグス】 short story

第4章 女子会?


梢は、壁をすり抜け社内フロアへ向かう。

「(居た・・・)」

「・・・・う、・・・・かね」
「・・く・・、ろう・・・---!!」
「・・・ぃ~・・・ん・・ないか」

不審者2人・・・否、4人!?
薄くみえる体格からはおそらく男。話してる声も男。
間違いない、男だ。
一人はがたいがよく、一人はやせ気味の高身長。あとはひょろっこいのが二人。

梢は標的(狙い)を一人の男に定めて近づいた。
ガッと背後に寄って首元に手刀をあてようとする。
「(まずは・・・ひとり・・・!!)」


・・・が、突如、異能が、消えた。


「・・・!?」
そのまま振り返った男に手首をつかまれ押しだおされる。

ドタドタドタッ

「!?どうした!!」

パチン・・

瞬間、電気がついた。停電していたのだが、誰かがブレーカーをあげたのだ。あまりの眩しさに思わず目をつむる。
そしてゆっくりと瞼をあげると・・・そこには、あの、忌々しい太宰の顔が。

「・・・は!?」
「何をしているのだ貴様らは・・」
頭上からあきれたような声が聞こえてくる。

「だだだ、大丈夫ですか!?」
聞きなれた天使の声

「ナオミー!!どこだー!!梢が倒れたンだけどってナオ・・グギュフッッ」
「兄さまああああん!!!!!!!!!!!!」

「お・・・お前ら・・・、かよ。」

そこには、太宰、国木田、敦、谷崎、の面々が。
敵かと思っていた人物が見慣れた顔で、梢は、はぁぁ・・と安心したような疲れたようなため息を漏らした。

「あっはは、やられたねえ!どうして来たんだい?」
「太宰が、梢達の様子がおかしいといったもので・・」
「だから気になってきてみたンすよ。それに夜遅いからナオミを一人で帰らせるわけにはいかないし」
「天気予報で、夜から雷雨を伴った激しい雨が降るっていってましたしね」

「おおおお!!それであちゅし君は私を心配して・・!!感動!!私感動!!・・っていい加減はなれろやボケが!!!」
「いーーーーやーーーーだぁーーーー!!私には何にも声かけないんだもぉん!!」
「だもぉん、っていい歳こいた男が言うな!キモイ!!著しくきもい!!」
「やだな、私、梢と同い年だよぉぉぉ」
「めんどくせっ!!こいつめんどくせっってあああどこ触ってんの変態!!セクハラ!!」
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