第4章 女子会?
「(ええええまさかのドラ〇エユーザーから密に最強と噂されている闇の大魔王ゾーマと物理最強地獄の帝王エスターク扱いだとおおお)」
「ったく!!!腹が立って仕方ないよ!!!」
「あぁぁ・・・ははは」
もう苦笑するしかない一同。どんどんヒートアップする与謝野を適当に宥め次の話題に移った。
「じゃー次ね。次、どんな彼氏がほしいか」
「一寸待ってください!」
そのまま円滑(スムーズ)に話をすすめようとすると思わぬところでストップがかかる。すると、ナオミがずいずいと梢に迫ってきた。
「梢さんの話がまだですわよ!!」
「え・・・私・・?」
「散々私たちのことを美人だとか何だといいますが梢さんも中々の美人です。さぞ楽しいクリスマスの予定があるのではなくって?」
「えぇ・・そこつく?」
「ええ、このままでは不公平ですので」
「ううん・・・特にこれといってないけど・・」
「本当ですか!?」
「うん。太宰に誘われたぐらいで」
「ありますでしょ!!!!!!!」
ばちんっ
「えっ叩く!?いまの叩く!!??」
ナオミから不意打ち攻撃を食らう梢。梢に50のダメージ!!のこりHP30!!
「えええ・・・今の結構くるわあ」
「そういえば、あんた達ラブラブだもんねえ」
「姉御!?変な事言わないで!?」
「おや?違わないだろう?この間だって、ヒィンヒィン言いながらあんたに啼かされてたじゃないか、太宰。」
「誤解を招く!!!!!!」
一気にナオミたちの冷たい目線が梢にささる!!
のこりHP10!のこりSP-20!!因みにSPとは精神ポイントのことで、とんだ豆腐メンタルな彼女は元々0からの出発だった。それに乗じて著しくHPも下がる。
「太宰は随分と恍惚な表情してたけどねえ。あんたが踏んだり蹴ったり殴ったりしてるたびに」
「違わないけど違う!!!!」
「この前は、全裸で縛られた太宰を三角木馬に乗せて鞭でビシバシ叩いてたよねえしかも一本鞭。痛いやつ。嗚呼、蝋も背中に流してたっけか」
「それは違う!!!!!!!!!!!!」
もう梢の地位は底辺にまで落ちてしまった。彼女らの目線がゴミを見るような目に変わる。梢は窓に飛び出してヒエラルキー最下層!!!と無性に叫びたくなった。