第3章 Power of Love
『空神様』の先端がくちくちと私を擽る。
どうしても貫かれる衝撃を想像して身体を強張らせてしまう私を、「大丈夫だ」と『空神様』はぎゅうっと抱き締めてくれた。
怖いけど『空神様』なら……
『空神様』だから………
私は微かに震える腕を『空神様』の首に回す。
「ああ……可愛いな、。
…………挿れるぞ。」
そう囁かれた途端、『空神様』の先端が私の中に捩じ込まれて来た。
「んんッ!」
その痛みに自然と涙が滲んでしまう。
「……やっぱり痛ェよな。
止めるか?」
心配そうに私の顔を見つめる『空神様』の姿を目にして、私は大きく首を横に振った。
「やだ……やだ…止めない…で………」
『空神様』は少し驚いたみたいだ。
でも直ぐに微笑みながら
「良い度胸してやがる。
益々気に入った。
じゃあ……耐えろよ。」
そう言ってゆっくりと腰を押し込んだ。
めりめりと下半身を引き裂かれる様な痛みを感じながらも、その痛みの奥にはじわりと幸福感が訪れる。
自分が『空神様』の物になったのだと、この痛みは『空神様』に与えられているのだと………
それがどうしてこんなに嬉しいのかな。
そんな事を思っている内に、私と『空神様』の身体がぴったりと重なった。