第3章 Power of Love
「そのまま……」
「え……?」
「そのままゆっくり扱いてみな。
根元から先っぽに向かって……」
私は恐る恐る言われた通りに手を動かす。
「うんっ……
そう……そうだ。
上手ェな、。」
『空神様』に誉められた事も、気持ち良さそうに目を閉じているその姿も………
心が震える程、凄く嬉しい。
もっと悦んで欲しいよ、もっと…もっと……。
そんな気持ちに突き動かされて、『空神様』自身を扱く私の手は自然に逸る。
「ちょっ………待て待てッ!
達っちまうって……!」
腰を引いて私の手から逃れた『空神様』は、「はあァ…」と一息吐くと素早く私に覆い被さって来た。
そして私にねっとりと口付け、口角を上げて言う。
「勿体無くて手でなんて達けるかよ、コノヤロウ。
手前ェの中で果てさせやがれ。」