第3章 Power of Love
「……ふ…………あ…」
『空神様』の指は長い時間を掛けて、私の固く閉ざされたその部分を解してくれた。
既に其所は二本の指を深く飲み込んでいる。
今の私を支配する感情は羞恥では無く悦楽だ。
自分の下半身からぐちゅぐちゅという大きな音が聞こえる度に私は昂って行く。
「良い具合になって来たなァ。
………そろそろか?」
『空神様』は私の中から抜いた指をベロリと舐めてから、少し慌てた動作で着ている物を脱ぎ捨て始める。
そしてその身体の中心で聳り立つ物を目にして私は息を飲んだ。
初めて見る男性のそれは異形で生々しくて……
でも何故か愛おしい。
「どうだ?
立派だろ?」
得意気に鼻を鳴らす『空神様』。
正直他の人のを知らないから比べ様が無いのだけれど、でも確かに想像していたよりも遥かに大きい。
何も言えず只もじもじとする私に向かって
「触ってみろよ。」
そう言った『空神様』が屈み込む。
触るって………?
何処をどう触れば良いのか全く見当も付かない。
それでも何とかおずおずと手を伸ばしてみると、その手は『空神様』の手に導かれそれを握らされてしまった。
「……………っ。」
生温かい………それにピクピクと動く。
驚いて見上げると『空神様』の顔が上気していた。