第3章 Power of Love

『空神様』は上着を脱ぎ地面に敷き拡げると、その上へ私をそっと押し倒す。

「怖がらなくて良い。
　大事にする。」

その言葉通り、ゆっくりと丁寧に私のシャツの釦は外され胸が露になった。

猛烈な羞恥心にその胸を両腕で隠しそうになったけれど、私は身体を震わせ何とか耐える。

「小せえ乳房だなァ。」

そう言いながら私の胸を両手で鷲掴む『空神様』。

何故だか申し訳無い気持ちになってしまう私を救ったのも『空神様』の言葉だ。

「だけど俺の掌には丁度良い寸法だ。」

グイグイと乳房を揉み拉かれ、その先端を舐め吸われ……

「………ぅんっ……んっ…」

勝手に厭らしい声が洩れ出してしまう。

自分の浅ましい姿が怖くて、私は両手で口を塞いだ。

「恥ずかしがる事は無ェ。
　もっと声出せ。」

執拗に私の乳房を舐りながら『空神様』は強い口調でそう言ったけど、私は眉を顰めて首を横に振る。

「チッ……仕方無ェな。
　じゃあ、こっちだ。」

言うや否や、『空神様』の手によって私の穿いていた雪袴と下着が一気に擦り下ろされた。

「………やっ！」

胸だけでなく下半身も露にされ、目眩がする程の羞恥が私を襲う。

確かに自分で望んだ行為だけど、実際に男性の前に全裸を晒す事がこれ程恥ずかしいなんて……。

全身をカタカタと震わせる私の股間に『空神様』の右手が差し込まれ

「待ってろ。
　恥ずかしいなんて言ってられなくしてやる。」

その長い指がグリグリと私の敏感な部分を擽り始めた。