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【血界戦線】SOAK IN BLOOD

第2章 routine work





「ごめんなさいッ!!」


ジョニー・ランディスではない事を指摘され
とっさに土下座した頭を銀髪に踏みつけられる。

「オイこら!!これは一体何のつもりだ!?
そこへ直れ討ち取ってくれる!!」


4人の視線が自分に集まっている

「あの場でどうしても助かりたくって!
何よりザップさんがライブラの名前を口にしたので

知りたい事が、、、知らなきゃいけない事があるんです!
裏の世界に通じている皆さんなら
わかるかと思って!」


ザップさんが頭をかきながら、クラウスさんに謝る

「すまねぇ・・・俺のポカだ」

ザップの言葉を遮るように


プチン


と、TVの電源が急に着く


「何だ?急に」


ザッとTVの映像が映し出されると

「今 犯人が 機動装甲警察隊に挟まれるように護送車にむかいます
白昼堂々と起こったこの凶事に周囲の人間は戸惑いを隠せずーーー」



ダイナーでの出来事を思い出し
犯人が捕まったことに安堵を感じていると

TVから困惑の声が聞こえる


護送を拒んでいるかのように立ち止まった犯人に
周囲が慌てふためいている


犯人の顔の真ん中に光が走り
光の間から大きな刀、大きな半身が姿を現した
見たこともない光景に言葉を失っていると


「白昼堂々街中で召喚魔術か」


「おうおう大胆な事で」


「呑気な!神業どころの騒ぎじゃないぞ」



「ちょっと待って!画像が変わるわ」


TV画面が揺れ

ごきげんよう。挨拶と共に堕落王フェムトの姿が映し出される


「やっぱりこの男の仕業だったのね」

『本当に暇なのね』

「盛り上がってきたなー」

「一筋縄ではいかないということだ、気をつけろ」


初めてみるヘルサレムズ・ロッドを代表する稀代の怪人
への驚きと
それを前にし、表情1つ変えずに会話するライブラの人達

今まで自分がいた世界から本当に踏み出してしまったのだと実感する。


画面に映る堕落王フェムトは、不気味に口を開けて笑い
今回のゲームのルールとやらを説明しだす。



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