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【血界戦線】SOAK IN BLOOD

第10章 画面向こうの女はむせ返るほど甘い愛を囁いた








「迷惑も何も、大歓迎だよ」





『嬉しいです、ありがとうございます』




「おいちょっと待て!俺がダメでなんで
スカーフェイスさんはいいんだよ」


『スティーブンさんは、脳みそが下半身と直結してるようなアンタは違うのよ』



「わかんねぇだろうが」





名前は起き上がり改めてスティーブンの方へと
身体を向けた。





『お世話になります』



なんか変な感じですね。とへにゃりと笑う
名前を見て、彼女の好きそうな
お酒でも買って帰ろうと考える






彼女との時間を待ち焦がれる自分に
ふ、と笑みがこぼれた。





『ある程度の着替えを取りに帰りたいんだけど
チェイン頼めるかしら』


「じゃあ僕が車を回そう」


返事がないチェインの方を振り向くと
明らかに不機嫌な顔をし、頬を膨らませている

『あら、ご機嫌斜めなの?チェインちゃん』


名前が子供にするソレのように
頭を撫でると

ぶすっとした様な顔で
「何で私の家は聞かないのよ。同性でしょ?」


『私潔癖なの』
知ってるでしょ?またも食い気味に言ってのける
名前に苦虫を潰した様な顔で
小さく舌打ちをする


「ざまあ」


「死ねゾウリムシ!」




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