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【血界戦線】SOAK IN BLOOD

第7章 世界と世界のゲーム




ガチャンと扉を開け

大またでザップが入ってくる



「うわあ 姐さん!!」

扉のすぐ近くにたつK・Kに驚きの声を上げると
もう幾分か出来上がったK・Kが
ザップの肩に手をまわし絡み出す

「ヒドイ!ザップっち
わたしが飲み会に来るのがそんなに邪魔なの?!
差別よ!」


「おいおいK・K今日はからみ酒かい?」

スティーブンの言葉にさらに絡み出す


「しかしまあたまにはこういうのもイイもんだよな」

「お前らここのところ働きすぎだったし」

「それよりも名前はどこいったのよ!」

急に思い出したように声をあげるK・Kに
『ここよ、姐さん久しぶりっ』
と、新しい酒瓶を両手に持ち無邪気な笑顔をみせる

「名前久しぶりじゃない!いつみてもほんっと可愛いわ」

そして、いい仕事をする!と親指を立て
名前がもってきた酒瓶をあける

名前は、借りてきたねこのようにちょこんと座りお酒を飲む
チェインに声をかけるとまた1本新しい瓶をあけるのだった


「そういえばレオっちは名前の家に居候してたんだっけ?

大人の階段登っちゃった?」

急に突っ込んでくるK・Kに、レオは口につけていたお酒を吹き出し周りの視線が集まる


「階段も何もないですってば、職場の上司ですし
それ以上のことは何もないです」


信じられないわ!と声を張り上げ
肩に手をまわしぐいっと名前を寄せると
「こーんないい女と1つ屋根の下にいて何もないなんて、レオっち本当にちゃんとついてるの?」
肩に回した片手で名前の胸をわしわしと
揉みしだきながら、鼻息を荒くして聞いてくるK・K


『もう、ねえさんのエッチ♡』

ヘラヘラと笑ういつもよりも赤く染まった頬に、
珍しく酔っている事がわかる。

それでも飲め飲めと名前にお酒を進めるK・Kの
話をそらそうと、さっき電車で見た出来事を話す

「そういえば、さっき電車で物凄い
真っ赤なオーラを羽みたいに広げた人を見かけて‥‥」

その一言に、先ほどまでどんちゃん騒ぎをしていた室内が
シンと音を立てるように静まる

「ーーーえ?」


バタバタバタと
飲み会の雰囲気から一斉に仕事に切り替わり
酒とつまみで溢れていたデスクの上には
分厚い本と資料が並べられる
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