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【血界戦線】SOAK IN BLOOD

第4章 breakfast




1番面倒臭いのに捕まった。


「チンチクリン陰毛大王さまよー
名前と1つ屋根の下とか、うらやましすぎんだろ
かわれや!」


「チンチクリン陰毛大王って何なんですか!」

バチバチと睨み合っていると
扉からランチを抱えた名前とチェインが帰ってきた


「聞いたわよレオ
名前潔癖だから、大変だと思うけど頑張ってね」


『何よその罰ゲームみたいな言い方
潔癖じゃないわよ、ただ・・・こだわりが強いだけよ』


ソファに座りランチを広げる2人
ドカドカと2人の前に仁王立ちになる
「あんたの顔見ながらランチ食べるとまずくなるのよ
どきな、ウジモンキー!」


「うるせーよ犬女ァ!
俺は名前に用があんだよ!」


2人をよそにサンドイッチを頬張っていた名前は
『ふぁによ』もふもふと口に含みながら自分の名前を呼んだザップを見上げる


「レオの事だよ!
何にも聞いてねーぞ!」

『言ってないもの
何、その彼氏気取り死んで』


「あーー!俺も行った事ないのに!」
頭を抱え床を転がり駄々をこねるザップの姿に

名前とチェインは、ゴミを見るような目で見つめる

「ヤリ部屋に沢山いるのに、まだ足りないの
万年発情期猿の底がしれないわ」


「あーもう!おいレオ!毎日名前のパンツ献上しろ」


「えぇえ?!何言ってるんですかザップさんそんなの無理に決まってるでしょ」

『あら、レオ 私の部屋に入って下着を持ち出すなんてそんな大胆な事してくれるの?』

「しませんよ!」

くすくすくすと笑いながら
ランチも終わったしコーヒーでも入れてくるわね〜
と、部屋を出て行く後ろ姿に
チェインが「私も羨ましい」と呟いたのを
僕は聞かなかったふりをした。

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