第4章 breakfast
ギルベルトさんに、ソファーのコレの説明を聞くと
うーんと、顎に指をかけ眉間にしわを寄せている
名前が解決策を考えてくれているのだろうと
スティーブンが、当分は事務所で寝泊まりする許可をだす。
「少し不便だろうけど、新しい家が見つかる間だけさ」
レオはガバッと顔をあげ
「ありがとうございま『ちょっと待って!!』
右手を突き出し仁王立ちで待ったをかける
名前の顔は悪戯っ子のアレだ
いい事思いついた!とばかりにニコニコ笑って
『私が引き受けるわ!』
「え?」
「え?」
珍しくスティーブンさんも驚いたような顔をしている
『だーかーら!
新しい家が見つかるまで、私の家に来なさい!
部屋も余ってるし、ここからも遠くないわ
私も任務であんまり家にいないから
レオもバイトがあるでしょ?自由に出入りしても何の支障もないし
凄くいいアイディアだと思うの
これは、決定事項よ』
これからよろしくねレオ!
まくしたてるように言う名前に、あわあわと言葉を探していると
スティーブンさんが待ったをかける
「名前ちょっと落ち着いて」
『落ち着いているわ』
「うーん、でもいちを少年も男だし
一人暮らしの女性の家にってゆうのは、どうかなと思うよ?」
「・・・・いちを」
『いくつ離れてると思ってるんですかー
大丈夫ですよ
任務で中々家に居ないんでその間誰かいてくれると助かるんです
その間掃除洗濯お願いしたいんです
ハウスキーパー何て誰が来るかわからないものに頼れないんです』
「君の私利私欲じゃないか」
『ね、レオ!いいでしょ?』
おねがいよー!と、後ろから乗りかかってくる名前さんに
嫌だとも言えるはずもなく
「こちらこそお願いします。」
すぐに新しい家見つけますから!と、
名前の家にお世話になる事になったのだった。
本当にこれで良かったのかと思いながらも
この町で宿無しで放り出されるよりは物凄くありがたい状況に
安心していると、誰に聞いたのかザップさんが不機嫌そうに
大股で近づいてくる
「おいコラ 陰毛頭!
名前の家に居候だと?!」