• テキストサイズ

神隠れの少女【NARUTO】

第10章 下忍の任務


下忍として任務を続けるうち、遂にあの任務がやって来てしまった。



「今日の任務は火の国の大名の護衛だ!皆、心して行けよ!」

水無月上忍がそう言ったのを聞いた途端、ルナの顔に緊張が走った。

(オビトが………来る!)

そう、原作では、この任務中に、オビトが襲撃に来るのだ。

(みんなを守らなくちゃ…………)

ルナはこの世界の未来の一部を知る転生者として、皆を守ることを誓った。



死者を出したくないルナは、ずっと気を張っていなければならなかった。

襲撃の正確なタイミングが、わからないからだ。

こんな時は、自分が記憶レスなことが恨めしかった。


「ルナ、どうかしたか?」

イタチには、ルナの様子がいつもと違うことがわかってしまったようだ。

「…………なんでもないよ、イタチ兄さん。でも、気をつけてね。」

まだ正体を明かしたくないルナは、そう言うことしかできなかった。

正体が明らかになってしまえば、ダンゾウとか大蛇丸とかに目をつけられ、面倒なことになる。

(ああ、なんてことだ。)

ルナは前世からの口癖を、心の中で呟いた。


そして、ルナは気を張ったまま、大名行列の護衛を続けた。
/ 826ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp