• テキストサイズ

神隠れの少女【NARUTO】

第10章 下忍の任務


そして、掴んだ居所まで行くと、声が聞こえた。


「フラレちゃったニャ~一族の連中め!嫁とれ嫁とれうるさいんだニャ!ヒック!」

酔っ払っている猫がいた。


ルナは、私の所に永久就職しない⁉︎と言いたいのを堪えた。

(やっぱり可愛い~!)

ふと、ルナは自分が前世でよく、ダメンズ好き!と言われていたことを思い出して凹んだ。


「はは~ん、メス猫の尻ば追っかけてこげんとこまで来よったっちゃね。」

シンコがニヤニヤしながら言った。

「よし、僕が行こう。みんなはここで待機。」

水無月上忍が出て行った。

(大丈夫かな……)

ルナはかなり頼りない水無月上忍に、内心ハラハラしていた。


「ニャンだ?」

忍猫が水無月上忍に気がついて言った。

「君の話を聞いてたいへん共感したもんだから、もう少し話をしたいと思ってね。」

水無月上忍は何故か手を挙げながら言った。

「おミャーわかるのかニャ?フラレたオス猫の気持ちがニャー!」

依頼の忍猫はよだれを垂らしながら、水無月上忍に答えた。

「わかる、わかるよその気持ち!ハハハ……」

水無月上忍の表情は嘘臭かった。

それでも、依頼の忍猫は騙されてくれたようだ。

「そうか、おミャーもモテないくちニャ!」

「ウッ!」

事実が水無月上忍の心にグサッと突き刺さった。
/ 826ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp