第9章 アカデミーの日常
「…………成る程、話はわかった。」
シスイはかなり驚いていたが、そう言って頷いた。
「では約束通り、チャクラをお返ししましょう。」
ルナは神通眼でシスイのチャクラを分析し、コピーして、別天神で消費した分を渡した。
「どうやら本当にチャクラを返してくれたようだな。」
「約束は守ります。」
「ところで、何に使うんだ ?悪用するんじゃないだろうな?」
「いえ、実は……」
ルナはイタチが最近上級生に絡まれて困っていること、別天神を上級生の一部に使おうと思っていることなどを説明した。
「え?じゃあ、そのためだけに別天神をコピーしに来たのか?」
「はい、そうですけど。」
ルナが事も無げにそう言うと、シスイはなぜかその場に座り込んで溜息を吐いた。
「ルナ、お前、やっぱりただ者じゃないな。瞬身を一日でマスターしたときも思ったが………
……………この世界の未来がどうとかも、ルナが言うなら本当なのかもな。」