第47章 二度目の里抜け
「サクラのハナシじゃ、レイは、目標のため、大蛇丸のところに行くのは避けられない、と言ったらしい。
だが……俺はそんなモンは認めねぇ!レイは木ノ葉の忍だ、仲間だ!だから命懸けで連れ戻す!
これが木ノ葉流だ。」
シカマルの言葉に、全員が頷く。
「俺も同じ気持ちだってばよ……大蛇丸なんかに、レイはやらねぇ!」
ナルトが叫ぶ。
「そうだ……レイは俺の仲間だ。行かせてたまるかよ!」
サスケがナルトに同調する。
「私はレイ君を止められなかった……でも、もう一度、やってみるわ!
たった一度ダメだっただけで、諦めたりなんてできない!」
サクラは確固たる決意を持って宣言した。
三人の言葉に、他の五人も頷く。
「よし、現在の戦力を確認させてくれ……三分で終わる。それが終わったら、行くぞ!
俺達は、レイを連れ戻す…………必ずだ。」
シカマルも覚悟を決めてそう言った。
その後、全員の持ち物を確認して、シカマル率いる小隊は出発した。
それがルナの計算の範囲内だとも知らず。