第45章 宴の後
「で、で?なに話してたんだ?」
ナルトが目を輝かせて、ルナに詰め寄る。
「うーん……………別に、特に変わったことは話してないよ。会えてよかったです、さようなら、お元気で、ってだけ。」
「え〜〜〜!じゃあさ、なんであんなに長かったんだ?俺待ちくたびれて寝ちまったってばよ……………」
「そう?俺にとっては一瞬だったけどなぁ……………」
「それは、レイがねーちゃんと仲良く話してたからだってばよ……………」
自覚がないルナに、ナルトが溜息を吐く。
「うーん…………あ、そうだ!じゃあさ、じゃあさ!どーやってねーちゃん説得したんだ?
レイに連れてこられるまで、あんなに嫌がってたのに…………」
「うーん…………それもただ、小雪さんの気持ちを訊いたら、
小雪さんは仇を討って、雪の国を取り戻したいって仰ったから、協力しますよって……………それだけだよ。
小雪さんは、自分の意思で、ドトウに立ち向かうことを決めたんだ。」
(あれ?確かに、今思えば、かなりあっさり気持ちを切り替えてくれたような?
あ、あのときはまだ、完全には信用されてなくて、あれは演技だったとか?小雪さんて凄い女優さんだし…………
……………まあ、どっちでもいいか!)
ルナは見当違いなことを思いながらも、ナルトに順を追って説明した。