第45章 宴の後
「…………なあサクラ、なんでそんなに引いてるんだ?」
ルナはおもむろに、一番青ざめているサクラに問いかけた。
「え?だ、だって…………軽くくっつけるだけならまだしも、バッチリディープキスなんて………
………しかも、相手があのドトウだなんて…………」
「うーん、まあ確かに、相手がドトウっていうのは嫌だったけど…………でも、それほどではないかな。」
「そ、そう……………」
(なんかレイ君て……………なんていうか、私達とは、感覚が違うのね…………)
サクラはルナとの感覚の違いを自覚し、理解することを諦めた。
(レイってなんか…………なんか、スゲェな…………)
(レイは…………とことん、目的のために手段を選ばないんだな……………)
(なんか、レイって……………意外とそういうことに奔放なんだな…………)
ナルト、サスケ、カカシは、目の前にいるルナの純情そうな顔からは想像できない性質に、しばらく放心した。