• テキストサイズ

神隠れの少女【NARUTO】

第8章 いざ、アカデミーへ


「ただいまー!」

「あ、にぃに、ねぇね、お帰りなしゃい!」

「あら二人とも、お帰りなさい。アカデミーはどうだった?」

「大丈夫でしたよ。」

ミコトから質問され、ルナはしれっと大嘘を吐いた。

「………………」

イタチは嘘つけえぇっと思ったがルナの気持ちを汲んで、何も言わないでおいた。


学用品を片付けた後、ルナはサスケに話しかけた。

「そうだサスケ、遊ぼうよ。」

「久し振りに、な。」

「うん!」

サスケは凄く喜んでいて、寂しかったんだな、とルナは思った。

「積み木しようか?それとも、御本読もうか?」

「つみきー!」

「はは、サスケは積み木が好きだなぁ。」

イタチは暖かい目でサスケを見ながら言った。


その後はずっと積み木で遊んだ。






その日の夜。

『ルナ様、今日は災難でしたね。』

「もー、全くだよ。いやー、兄がかっこいいと大変なこともあるんだねー。」

『私、はらわたが煮えくりかえるかと思いました!

何様なんでしょうね、あの人間達は!』

「まあみんな子供なんだし、許してあげてよ。」

『ルナ様がそうおっしゃるなら………』

『それより俺は、ルナがあの程度で泣いちまったことにびっくりだぜ。』

「だって、大人数に囲まれるの、苦手なんだもん……

私が本当は二歳なの、みんな忘れてない?」

『いいんですよ、ルナ様。那由他なんかほっときましょう。』

『ひでぇ……』


こちらでは那由他の孤立化が進んでいるようだ。
/ 826ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp