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神隠れの少女【NARUTO】

第8章 いざ、アカデミーへ


授業が終わって、ルナはイタチと一緒に帰った。


「ルナ、大丈夫だったか?」

「うーん、なんか無視された感じ?」

「そうか………」

イタチはちょっとやりすぎたか、と反省した。


「イタチ兄さんは気にしなくて平気!それより、授業はどうだった?」

「まあ、普通かな………」

「大丈夫、私もイタチ兄さんも、多分すぐに卒業できるし!」

「そうかな……」

「絶対できるの!」

「ま、頑張ろう。

それより、久し振りに組手しないか?」


(体術、苦手………神通眼もイタチ兄さんの前じゃ使えないし…………

でも、頑張ってきたんだから。)

「うん、やろう!」

ルナは元気良く言った。






この一年で、イタチはかなり素早くなっていたが、それはルナも同じだった。

押したり押されたり、技の掛け合いが一時間以上続くと、段々疲れてきて、

最後はチャクラ量が計測不能なルナが押し切る形で勝利した。



「だぁーっ!疲れた!」

「ルナ……体術も、なかなか凄いな………」

「毎日修行頑張ってますから!」

「そうか……」

妹に負けないように、もっと修行しようと思ったイタチだった。


「そうだ、イタチ兄さん!怪我はない?」

多少切り傷や擦り傷があったが、イタチは、

「いや、大丈夫だ。」

と言った。でも、ルナはそれを見逃さなかった。

「イタチ兄さん、見せて?」

それ以上拒否できず、イタチは傷を見せた。


「命遁・傷滅再生!」

ルナは術を使って、イタチの傷を全て治した。

イタチは流石に驚いていた。

(ルナはいつの間に医療忍術を……それに、命遁てなんだ?)


「はい、おしまい!これでもう怪我はないはず。」

「………ルナ、命遁とはなんだ?」

「あ。」

ルナはあちゃーという顔になった。


「イタチ兄さん、私のお母さんがうちは一族だったのは知ってる?」

「ああ。」

「実は命遁は、お父さんの一族の血継限界なの。

……このことは、みんなに内緒にしてね?」

「………わかった。」

イタチはしっかりと頷いた。

「じゃ、家に帰ったらサスケと遊んであげようね!」

「そうだな。」


そうして、二人は仲良く帰ってきた。
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