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神隠れの少女【NARUTO】

第41章 調和の綻


その後も賑やかな祝賀会は続き、終わったときには夕方になっていた。

アスマ班と別れたカカシ班は、明日に向けてミーティングをしていた。

「……………ふー、今日は食った食った!

さて、お前ら、明日からまた任務だ。気合い入れて行けよ!」

「おう!」

「ええ!」

「………ああ。」

「………はい。」

ナルト、サクラ、サスケ、ルナは、口々にそう言って、頷いた。

「よし!じゃ、明日、集合場所でな!」

カカシはそう言うと、瞬身で去って行った。

「カカシセンセー、明日は遅れんじゃねーぞ!」

ナルトが叫んでいたが、多分聞こえていない。

「じゃ、俺も帰るぜ。また明日な!」

そう言って笑うと、ルナはその場を後にしようとした。

「あ、レイ!ちょっと待て!」

ナルトがルナを呼び止めた。

「なんだ、ナルト?」

(………螺旋丸のことかな?あーあー、サスケが喧嘩始めちゃうよ…………)

ルナは先の展開が読めてしまって、溜息を吐きたくなるのを堪えた。


「俺さ、俺さ!最近スッゲェ術使えるようになったんだ!これでサスケもイチコロだってばよ!」

ナルトが得意そうに笑う。

「サスケ君がイチコロぉ⁈なワケないでしょ!」

サクラがいち早くナルトにツッコむ。

「…………………ナルト、ついて来い。そのすごい術とやら、見せてみろ。」

サスケは暗い声で呟くと、どこかに向かって走り出した。

「え?どこ行くんだってばよ、サスケェ!」

ナルトはそう言いながらもその後を追った。

「サスケ君、ナルト、待って!」

サクラはその後を追って行ってしまった。

「あー、ナルトってば余計なこと言っちゃって…………」

ルナもそうボヤくと、ゆっくりめにサスケ達を追った。
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