• テキストサイズ

神隠れの少女【NARUTO】

第35章 木ノ葉崩し


「サスケェ!」

「サスケ君!」

眼を瞑ったサスケを見て、ナルトとサクラは狼狽えた。

「大丈夫、眠っただけだ。命に別条はない。」

ルナの影分身は二人を安心させるように、落ち着いた声色で言った。

そして、シカマルとパックンの方を振り向いた。

「シカマル、サクラ、パックンさん。

俺とナルトであいつらをどうにかしている間に、サスケをお願いします。

行くぞ、ナルト!」

「え?お、おう!」

ナルトは何故自分が指名されたのかわからないまま、我愛羅の方に向かったルナの影分身の背中を追いかけた。


ルナの影分身は何も説明しなかったが、シカマル達には、その意味がわかった。

(そういうことかよ、レイ……お前が俺達を連れてきた理由がわかったぜ。

レイは俺達を、サスケの運び役として連れて来たんだ……なら、さっさと行くっきゃねえ!)

(レイ君なら……まあ、大丈夫よね。

サスケ君はもう戦えないし、レイ君の指示通り退いた方がいいかも……)

(なんかあのガキに、いいように使われとるな……)

二人と一匹はルナに対してそれぞれ思うところがあったが、ひとまずルナの影分身の指示通りに、サスケを連れて退却した。
/ 826ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp