第24章 Cランク任務
ナルト達は作戦が決まったようだった。
「レイ!行けるってばよ!」
それを聞いてカカシが慌てた。
「俺が捕まった時点で白黒ついてる!俺たちの任務はタズナさんを守ることだ!それを忘れたのか⁉︎」
ナルトが後ろを振り返ると、タズナが
「済まなかったなお前ら。存分にやってくれ。」
と言った。
「そーゆーことだ!覚悟はいいな!」
ナルトが言い放った。
それを聞くと再不斬は笑い出した。
「ほんっとに成長しねえな……いつまでも忍者ごっこかよ……
………俺ぁよ……お前らくらいの歳の頃にゃ、もうこの手を血で赤く染めてんだよ……」
そこから話は霧隠れの卒業試験の話に移って行った。
それを聞いて震えだす三人に、ルナは背を向けたまま言う。
「三人とも、あいつはあんなに大見得切ってるが、水分身は俺が倒せるレベルだし、あいつがあそこから離れれば、
はたけ上忍は自由だ。あいつの本体をあそこから離すことだけを考えろ。」
それを聞いて三人は、ルナの冷静さに驚きながらも、頷いた。
「オイオイ、お前ら、俺をほっぽって何話してんだ?」
向かって来た再不斬の新たな水分身が、サスケに襲いかかろうとした。
ルナはそれに神速でクナイを投げて、倒した。
「三人とも、今のうちに行け!」
「うん!」
「ええ!」
「ああ!」
ルナの声に背中を押されて、三人は作戦を開始した。
そこからは大体原作通りに進み、三人の作戦は成功し、カカシは解放された。
ルナはその様子を、ちょっとウルウルしながら見ていた。
(サスケがっ……チームワークでっ……動いてるっ………!)
カカシと再不斬の戦いが続き、遂にあの人がやって来た。