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神隠れの少女【NARUTO】

第24章 Cランク任務


サスケ達は再不斬の殺気に震え上がっていた。

(ス……スゲエ殺気だ!眼球の動き一つでさえ気取られ殺される、そんな空気だ!

小一時間もこんなところにいたら気がどうにかなっちまう!レイはなんであんなに普通に話してんだ⁉︎)


サスケの気持ちを察したカカシが言う。

「サスケ、安心しろ。お前達は俺が死んでも守ってやる。

……俺の仲間は、絶対殺させやしねえよ!」

「ククク……それはどうかな?」

再不斬とカカシの戦いが始まった。


(あー、なんか始まっちゃった……)

引っ込んでろと言われたルナは、タズナの前を陣取って、戦闘を傍観していた。

そのうち、カカシが水牢の術にかかった。


「さてと……カカシとの決着は後回しだ……お前らにチョロチョロされるとやりにくいんでな……

………その前に……お前、名はなんだ?」

再不斬の水分身がルナを指差して言った。

「俺ですか?俺、皇レイです。アカデミー卒業したてのしがない下忍です。」

「フン……木ノ葉にも、少しは骨のある奴がいるようだな……だが……

お前らを忍者とは言わねえ……俺様のようにビンゴブックに載って初めて忍者と呼べる………」

再不斬が滔々と語った。


ナルト達に絆を育んで欲しいルナは、ナルトに耳打ちした。

「ナルト、俺があいつを撹乱している間に、サスケとサクラと一緒に、何か作戦を考えろ。

お前なら出来ると信じている。」

「レイ……わかったってばよ!」

ナルトは早速作戦会議に向かった。


「再不斬、俺がお前の相手をする。」

ルナはカカシが何か叫んでいるのを無視して言った。

「ホー……面白い。だがまず、水分身を倒してからだ。」

束になって向かって来た再不斬の水分身全員にルナは正確にクナイを当て、一瞬のうちに倒した。

それを見て再不斬は目を見開いた。

(コイツ……本当に下忍か?)
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