第23章 第七班
「忍者をやめろって、どーゆーことだってばよ⁉︎
そりゃさ、そりゃさ!確かに鈴取れなかったけどよ!なんでやめろまで言われなくちゃ何ねえんだよ⁉︎」
納得がいかなかったナルトは、カカシに食ってかかった。
「どいつもこいつも、忍者になる資格もねえガキってことだよ。」
カカシが吐き捨てるように言った。
カカシの言葉に、サスケがピクリと反応し、カカシに突っ込んで行った。
だが、カカシはサスケを簡単に取り押えて、サスケを踏みつけた。
「だからガキだってんだ。」
サスケはカカシの下敷きになって、悔しそうにしていた。
「サスケ君を踏むなんてダメーーーーー!」
サクラが叫んだ。
「お前ら、忍者舐めてんのか、あ⁉︎何のために班ごとのチームに分けて演習やってると思ってる?」
カカシがサスケ、サクラ、ナルトを睨んで言った。
「え⁉︎どーゆーこと?」
サクラは思い当たることがなくて、混乱していた。
「つまり……レイ以外は、この試験の答えをまるで理解していない……」
カカシが勿体をつけた。
「答え……?」
その内容が全くわかっていないナルトが呟いた。
「そうだ。この試験の合否を判断する答えをだ。」
カカシが呆れたように呟く。
「だから………さっきからそれが聞きたいんです!」
「あ〜〜~~~~~も~~~~~~~!だから答えって何なんだってばよ⁉︎」
サクラとナルトが、痺れを切らしたように叫んだ。
「……ったく。それは、チームワークだ。四人で来れば、鈴を取れたかもな……」
カカシがやれやれ、と言いたげに言った。
「えっ⁉︎」
サクラ、サスケ、ナルトの三人はカカシの言葉に驚いた。
サクラはそこでカカシの説明に疑問を持った。
「ちょっと待って!何で鈴三つしか無いのにチームワークなわけぇ?
四人で必死に鈴取ったとして、一人我慢なんて、チームワークどころか仲間割れよ!」
「当たり前だ!これはワザと仲間割れするよう仕組んだ試験だ!」
「え⁉︎」
三人は、カカシの言葉に更にびっくりした。