第23章 第七班
「そう慌てんなよ?まだスタートは言ってないだろ。
でも……ま、俺を殺るつもりで来るようになったようだな…やっと俺を認めてくれたかな?
ククク……何だかな……やっとお前らを好きになれそうだ……じゃ、始めるぞ………
……よーい、スタート!」
カカシがスタートと言った直後、五人はばらばらの方向に散った。
(よし、みんな上手く隠れたな……)
とカカシが思っていると、ナルトが、
「いざ尋常に、勝〜〜〜〜〜〜〜〜〜負!」
と、逃げも隠れもせず言っていた。
ルナは浣腸シーンなんて見たくなかったので、現場から目を背けた。
ルナは先ず、サクラに交渉に行くことにした。
「サクラ!」
「……あ、レイ君。」
サクラは現れた人物がルナだったので、警戒を解いた。
「サクラ、俺と組んで、一緒に鈴を取りに行かないか?」
「ごめん、レイ君!私サスケ君と争いたくないの!じゃあね!」
サクラは速攻で断って、何処かに行ってしまった。
「うーん、やっぱダメか……ま、次行ってみよう。」
ルナは一人呟いた。
暫くしてサクラの悲鳴が聞こえた。
ルナは次にナルトをあたった。
「ナールト!」
「あ、レイ!」
ナルトは縄で木に吊るされていた。
ルナはクナイを投げて縄を切断し、ナルトを下ろしてあげた。
「レイ、ありがとうだってばよ!」
「どういたしまして。ところでナルトさ、俺と組まない?」
ナルトは少し迷ったようだったが、
「俺は一人でもあいつから鈴奪うぐらいできるってばよ!一人で行けってばよ!」
と叫んだ。
「そうか。まあ、増援が欲しくなったらいつでも言ってくれ。」
ルナは大人しくナルトの前から去った。
(またフラれた……はーあぁ、最後に一番無理そうなサスケを当たってみますか………)
ルナはハァと深い溜息を吐いた。