第23章 第七班
それを聞いて、ルナ以外の三人は程度の差はあれど、引いていた。
「ハハハ、ホラ引いた………あれ、レイは引かないんだね。」
カカシはちょっと驚いたように言った。
(なかなか骨のあるヤツのようだな………)
サスケ、サクラ、ナルトの三人も、ルナを凝視した。
(レイ……やはり………)
(レイ君、すごーい。)
(レイのヤツ……悔しいってばよ!)
注目されて、ルナは慌てた。結果、
「いやあ、俺、引きすぎて表情筋も動かせませんでした………」
と言って笑った。
サクラとナルトは、なあんだ、と言って納得してくれたが、サスケとカカシは、絶対嘘だろ、と言う目をしていた。
「とにかく、明日は演習場でお前たちの合否を決定する。忍道具一式持って来い。
それと朝飯は抜いて来い………吐くぞ!
詳しいことはプリントに書いといたから。明日遅れて来ないように!じゃあな!」
カカシはそう言って瞬身で去って行った。
「じゃ、みんな、明日は頑張ろうぜ!じゃ。」
ルナも瞬身で去って行った。
後には緊張している三人が残された。
ルナは家に着くと、ベッドにダイブした。
(どうしようかな、明日……まあ、一応、三人を誘って……多分無理だろうけど。
…………折角だから、カカシ先生に一泡吹かせてみたいし……
……でも、あんまり術使うとバレるかもだし。難しいな……
………………まあ、何でもいいか!)
ルナは色々考えるのをやめて、普通に生活した。