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神隠れの少女【NARUTO】

第23章 第七班


「次!」

サスケの隣はサクラだった。

「私は春野サクラ、好きなものはぁ……ってゆーかぁ好きな人は……

………えーとぉ……将来の夢も言っちゃおうかなぁ……キャーーーーーーーー!

嫌いなものはナルトです!趣味はぁ……」

………以下略。


ナルトは嫌いと言われたことに凹んだ。

カカシは、

(この歳頃の女の子は、忍術より恋愛だな………)

と思った。


「最後、転校生君!」

「皇レイです。好きなものも嫌いなものも言えません。

将来の夢は、大切なものを最後まで守り通すことです。

趣味は、歌うことです。」

(なんか抽象的だな……でもイタチ兄さん好きとか、ダンゾウ嫌いとか言えないからな……

……私の毒コレクションのことも。)

ルナは正直に自己紹介する訳には行かず、言っても問題無い事だけを言った。

(名前と趣味以外何言ってんのかわからん………)

他の四人の頭の中は一致した。


「よし、自己紹介はそこまでだ。明日から任務やるぞ。」

「はっ、どんな任務でありますか?」

ナルトが馬鹿にやる気を出して言った。

「先ずはこの五人だけであることをやる。」

「なに、なに?」

「サバイバル演習だ。」

「サバイバル演習?」

ナルトが首を傾げた。

「何で任務で演習やんのよ!演習なら、忍者学校で散々やったわよ!」

サクラが文句を言った。

サスケは無言だ。

ルナは、シスイとイタチと一緒に演習に行ったことを思い出して、少し悲しくなった。

(あの頃は本当に幸せだったな………)


「相手は俺だが、ただの演習じゃない。」

「?」

カカシの言葉に、ルナ以外が頭上に疑問符を浮かべた。

「じゃあさ!じゃあさ!どんな演習なの?」

「ククク………」

カカシは突然不気味に笑い出した。

「ちょっと!何が可笑しいのよ、先生⁉︎」

「いや、ま、ただな……俺がこれ言ったらお前ら絶対引くから。」

「引くぅ……?は?」

首を傾げる三人に、カカシは人の悪そうな笑みを浮かべて言った。

「卒業生二十八名中、下忍と認められるものは僅か十人。

残り十八名は再びアカデミーに戻される。

この演習は、脱落率64%以上の超難関テストだ!」
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