第22章 木ノ葉へ、再び
「それで、ルナ。お前はさっきの姿でサスケを守るつもりか?」
「はい!偽名も考えて来ましたよ!その名も、皇レイ!
同盟国つまり風の国から引っ越して来た、という設定でどうでしょうか?」
ルナは目をキラキラさせた。
「………そうか。良いだろう。それに加えて、儂の遠縁ということにしよう。アカデミーの卒業試験まで、後一週間だ。
それまで普通にアカデミーに通って、試験後は、サスケと同じ班に配属しよう。」
(ルナの奴、ノリノリじゃな…………)
ヒルゼンは、顔には出さなかったが、ルナのテンションに少し呆れた。
「ありがとうございます!あと…このことは、カカシさんには内緒にして頂けませんか?」
「……何故だ?」
「うちは一族襲撃事件の真相を悟られるとまずいですし……」
ルナは俯いて言った。
「それもそうじゃな。お前の言う通りにしよう。
ところで、お前の住居はどうする?」
「うーん……あ、ナルトの部屋の隣に入居してもよろしいですか?
家賃は自分で払いますから。」
「ふむ……そうか。ナルトのことを知っておったか。まあ良い、手配しておく。今日はここに泊まって、
明日からアカデミーに通いなさい。」
「ありがとうございます!では、しばらくぶりに木ノ葉を散策して来ますね!」
そう言って、ルナはまた男に変化し、神威で火影室を去った。