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神隠れの少女【NARUTO】

第19章 暁


次の日、イタチの相棒が発表された。


「十蔵、お前がイタチとツーマンセルを組め。」

「わかった。付いてきな、新入り。」

「はい。」

イタチは素直に返事をして、十蔵についていった。


十蔵がイタチ連れてどこかに行ってしまい、ルナは不安になった。

(大丈夫、イタチ兄さんは死なない………っていうか、私の方がヤバイかも?)

強面の大人たちに囲まれて、ルナは身震いした。

(小南ちゃん……はそこまで怖くないけど………サソリとかマジ怖い。別の傀儡で出てきてくれないかな………

大蛇丸もめちゃ怪しいし……怖い!怖すぎる!)

ルナは神隠れに逃げたくなった。


「……あの………」

「はい?」

気づくと、小南がしゃがんで、ルナと同じ目線で話しかけていた。

「……これからよろしく。」

小南は無愛想ながらも、微かに笑った。

ルナはちょっと緊張が和らいで、にっこりと、子供らしい笑顔を浮かべた。

「うん!よろしく!小南ちゃん!」

「こ、小南ちゃん⁉︎」

突然のちゃん付けに、その場にいた全員が面食らった。

「え、私何か変なこと言いましたか?」

ルナはみんなが面食らった理由がわからなくて、キョトンとした顔をしていた。

(イメージと違う……ていうか、か、可愛い。)

その場にいた暁のメンバーは、ルナに抱いていたイメージと実際のルナの差に驚いた。

しかし、その直後に全員が納得した。

(だから天使って呼ばれてるのか………)


「ええ、ルナちゃん。」

小南はさっきよりも優しい笑顔で、ルナにそう返した。
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