第18章 十六夜の月
「ルナ!」
イタチがルナを抱きとめると、ルナは気を失ったまま、
「ごめんなさい…ごめんなさい…………」
と呟き続けていた。
(今のは…………ルナが月読を使っていたのか?
いや、そんなことはいい。
ルナが……俺の代わりに………)
こうなっては、もうルナを連れて行く他無かった。
イタチはルナをおぶって、家から出た。
サスケを見つけたイタチは、十六夜の月を背に、
「愚かなる弟よ………オレを殺したくば怒れ…憎め! そして醜く生き延びるがいい。
逃げて、逃げて……生にしがみつくがいい。そしていつか、オレと同じ眼を持って、オレの前に来い!」
と言い、「フガクとミコト、ルナは俺が殺した」と告げて幻術で眠らせた。
(サスケを連れて行くのは、危険過ぎる。)
イタチはサスケも連れて行きたい気持ちを抑え、マダラ(実はオビト)を探した。