第13章 サスケの入学
「じゃ、サスケ、行ってこい。」
「うん!」
サスケは新入生の列に加わり、イタチとルナは新入生達の後ろに並んだ。
(あ、あれは………)
新入生をよくよく見てみると、原作で見たことのある顔が沢山あった。
(サクラ、シカマル、チョウジ、いの、ヒナタ、キバと……あ、シノもいる。)
みんな全体的に小さかった。
当たり前だが。
そうこうしているうちに、ヒルゼンが出てきて、何やら話を始めた。
新入生はみんな落ち着きがなくて、真面目に聞いているのはサスケとヒナタくらいなものだった。
サクラといのは早速、
「サスケ君かっこいいー!」
と騒いでいるし、シカマルはいつも通り、
「あーめんどくせえ………」
と言い、チョウジは、
「あー僕もうお腹空いちゃったー!」
と言ってお菓子を食べようとして教官に取り上げられていた。
キバはずっと赤丸と遊んでいるし、シノは何を考えているのかすらわからない。
(なんて言うか、個性強いな………)
ルナが少し呆れていると、ヒルゼンの話が終わり、入学式が終わった。
「兄さん、姉さん、じゃあ、行ってくるね!」
サスケは元気いっぱいに言った。
「サスケ、行ってらっしゃい!」
イタチとルナに見送られて、サスケは忍者クラスの方へ駆けて行った。
「あれ、そこの子!」
「私ですか?」
サスケを見送ったルナを見て、教官の一人が声をかけてきた。
「君も新入生じゃないのかい?」
「いえ、私は………」
「先生、お久しぶりです。」
イタチが教官に話しかけた。
「ん……そちらは………あ、もしかして、イタチ君か!てことは、君はルナちゃんか?」
「そうです。四年ぶりですかね?」
「そうか、気がつかなかった。間違えて悪かった。じゃ、達者でな!」
教官(名前は忘れてしまった)はそう言って去っていった。