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神隠れの少女【NARUTO】

第11章 "根"接触


「はあ、そうですか。」

(…………なんだそりゃ。ま、いっか。)

ルナは曖昧な理由とシスイの赤面にもやっとしたが、スルーした。


そしてシスイは意を決して訊いた。

「単刀直入に聞くが、お前ら、何かあったのか?」

「あ、それ訊いちゃうんですか………」

ルナは少し慌てた。

「…………ルナ、シスイに言ってもいいか?」

イタチは重い口を開いた。

「……シスイさんなら、いいよ。」

ルナは渋々承諾した。


了解を貰うと、イタチは写輪眼を開眼した経緯について、シスイに洗いざらい喋った。

イタチの話から、ルナは、自分が死んだふりをしていたことはバレていないことに気がついた。

「そうか、そんなことが………」

シスイはそう言いながらルナを抱き寄せ、自分の膝の上に乗せた。

「え。」

ルナもイタチも呆気にとられて固まった。


「ルナ、本当に良かった!」

シスイは大声で言った。

「もう大丈夫ですから。」

驚きながらもルナはシスイを安心させたくて囁いた。

その様子を、イタチは固まったまま見ていた。


「シスイ、ルナを離せ………」

見ると、動けるようになったイタチがシスイをジッと見つめて、軽く殺気を飛ばしていた。

「えー、まあいいじゃあないか。たまにしか会えないんだから。なー、ルナ?」

シスイはルナを離そうとはせず、ルナの頭を更によしよしと撫でた。

「え?えぇ、まあ……」

ルナは急に話をふられたので、それしか言えなかった。


「イタチ兄さんも仲良くしようよー?」

ルナがやっとのことで言うと、

「………仕方がないな。」

と言ってイタチもくっついて来たので、結果的に謎の光景が出来上がってしまった。
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