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神隠れの少女【NARUTO】

第11章 "根"接触


そこへ、玄関の戸がガラッと開いて、シスイが入ってきた。

「やあ、イタチ、ルナ。行こうか。

………悪いなサスケ君。お兄さんとお姉さんを借りてくよ。」

シスイの言葉に、サスケはまたむくれてしまった。



「何で嘘を言った?サスケ君俺のことまで睨んでいたぞ。」

シスイが困ったようにルナとイタチに言った。

「それは悪いことをしたけど……サスケは賢い子だから、わかってくれると思う。」

イタチが前を見たまま言った。

「結構さみしがり屋だったりしますけどね……」

ルナは何故かあまり関係のないことを言った。


「それに、正式な任務でないとしても、上忍シスイからの依頼だ。

これは任務と言っても嘘にはならないだろう?」

イタチが珍しく屁理屈をかました。

「うーん、半分くらい?」

ルナは首を傾げた。

「ルナ、お前はどっちの味方なんだ……」

何故かシスイが突っ込んだ。




お喋りしながらも例の森へやってきた。

シスイが木の洞にあった巻き物を読む。

「まずは下忍二名を伴い、指示の巻き物を確保。

………俺の演習の相手は下忍ならお前らじゃなくてもよかったんだけどな。」

「今更そんなこと言わないで下さいよ……」

ルナは呆れたように呟いた。


「演習の内容は?」

イタチが冷静に訊いた。

移動しながらシスイが説明する。

「内容は三つだ。一つ目は逃亡者の痕跡を見つけ出してその行方を探る。」


イタチは障害物(大蛇)を切りながらシスイの話を聞いている。

ルナは、蛇が可哀想なので、死んでなかった蛇には、那由他に治療と時限式で解ける幻術をこっそり頼んだ。
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