第1章 まぼろし
「あっ…」
君の服を脱がして、口づけを落とす。
もう、それだけでも感じ始めている自分が少し恥ずかしい。
でも、
「んんっ…」
今だけでも、愛を伝えられるのなら。
君を全力で愛するよ…
「じゅんくんっ…あっ…」
君と抱き合って、素肌の体温を感じる。
「うん…あったかいな…」
「あったかいよ…」
なんだか、ぬくもりを感じるこの時間。
幸せだな、なんて思っちゃって。
「ここ…すごい…」
抱き合いながら密着する、俺と君の下半身を擦り付ける。
「潤くん…おっきい…」
「かずも大きいよ…?」
荒くなる二人の息。
どちらともなく、お互いの中心に手が伸びる。
「はぁっ…」
「んっ…」
あまり我慢されることなく出される君の声。
「いいっ…きもちいっ…」
「ああんっ…」
君の小さな手が、俺の気持ちよくなるところを的確なところをこする。
それに合わせて、君の中心を愛撫する俺の手の動きも早くなって
お互いの中心も大きくなっていく
それに比例するように高まっていく息。
熱い、熱い息。
「んあああっ…」
「だめっ…」
お互いのモノを強く握りすぎて、上り詰める寸前。
今、膝立ちで向かい合っていて
背は低いけど脚が長い君とは
ちょうど目線が同じ高さに来る
その視線が絡まり合う