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それはきっと、幻じゃない。【気象系BL小説】

第1章 まぼろし



「相葉くんこそどうなの?」


そろそろ誕生日を迎えようとしてる相葉くんにこそ聞きたいよw


「へぇっ⁉︎なにがぁっ⁉︎」


驚いた勢いで、コーヒーをこぼしてる。


「あーあーもう。ほら拭いて?」


「う、うん。ごめんごめん」


机に溢れたコーヒーを布巾で拭く。


「どうなのよ、コレ?」


小指を立ててみる。


「い、いやぁっ…」


焦ってる。面白い。


「へぇ。いるんでしょ?」


「いやっ!いないいないっ!」


「へぇ?」




じぃっと見つめてると、バッと目を逸らされて。


「怪しいなぁ‥」


ってカマかけてみるけど。


本当は知ってる。




俺のジャニーズでのコネクション、なめんなよ。


ぜぇんぶ知ってるよ。


「へぇ、じゃあ最近伊野尾とかどうなの?」


「ふぇえっ⁉︎」


図星ですよねぇ。



ちょうどこないだから、付き合いはじめたんだもんな。



「お前なぁ。舐めんな、MJをw」


「ハ、ハイすんません…」


「良いなぁ。可愛いんだろうな伊野尾。」


「いやぁ…生意気だよ?」



ちょっと惚気だす相葉くんを見ていると、



付き合うっていうのが羨ましくなったりする。




どうして俺は、素直に言えないんだろう。





君に、好きだって
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