第1章 まぼろし
「まだ教えたげない」
そう告げるとヤツはちょっと、嬉しそうな顔をした。
「ってことはニノ、まだ会ってくれるの?」
「良いよ?別に。」
良いよ。
潤くんが手に入るまでは…
「ね…」
まだベットに寝そべったまま俺を見上げるヤツは
俺を闇へといざなう
「良いよ…」
ヤツは名前を呼んでやると感じる。
それも、猫撫で声で優しく、優しく呼ぶと感じる。
それも激しく突きながら言うと、面白いくらい締める。
ヤツのナカは狭い。客とってるだけはあるんだ。
しかも、かなり背も低い。中性的な外見。
色んな人から、オンナノコの代わりにされるのも分かるよ…
「ああっ…二ノぉ…」
「なんだよ…この淫乱…」
もう一度シたいと言うから、
四つん這いにさせて、自分の蕾で自慰させてる。
「やだぁ…っ…うぐっ」
「反抗してんじゃねぇよ」
やだなんて言うから、俯いてたヤツの顔を
髪をグイッと引っ張って俺を見させる。
「はぁ、い…ごめんな、さぁい…」
「ちゃんと俺の目を見ながらヤれよ」
ヤツの顎を上向きに引っ張りながら言う。
「んんぅ…はい…」
自分で弄っているヤツの腰が揺れ出して。
「腰、揺れてんぞ?」
嗤ってやると、身体を桜色に染めながら悦ぶ。
「やだぁ…っ」
「やだじゃねぇよ。じゃあこれ、自分で挿れろ」
ヤツに渡した太いバイブは
ずぶずぶとヤツのナカに埋まっていく。
「ヤラシイの、お前。」