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それはきっと、幻じゃない。【気象系BL小説】

第1章 まぼろし





その後、相葉さんを問い詰めてみると。



潤くんのお仲間の中に、オトコのコを紹介している人がいるらしい。


要するに、ネコを斡旋して金儲けしようって魂胆で。


その人から紹介されたコが、良かったよって話を潤くんがしていたら、


翔さんが食いついて、じゃあ俺も!と。



で、関係を持ったはいいが、


…その子がかなり面倒な子だった、という話。


翔さんはもう関係を切りたがっているが、




何せ潤くんがそのコのカラダにぞっこんらしい。


で、そのコ自身は翔さんが良いらしい。






…なんという痴情のもつれ…




本来なら、かなりのカネを積めば、口の硬さは信用できる人たちで…


どうやら翔さんや潤くんに限らず、男性芸能人はかなり利用しているらしい。





…まぁ、俺や大野さんみたいな芸能界地味'zには縁のない話で、


何も知らなかったというわけだ。





正直、そんな話は性別関係なくありふれているのがこの世界だから。


驚けない、というのが本音なんだけど…






まぁ。仕方ないのかなぁ…





だって俺、まだ潤くんとどんな関係にもなってねぇもん。


強いて言うなら、





…それこそ、セフレでしょ?





じゃあ…そのコたちとなんら変わりない。










要するに潤くんは、そういう意気で抱いたのかな…





俺のこと。





…そんなんじゃ、どうしようもないよね…











でもね。








でもね、潤くん。







俺は、貴方を手に入れるって決めたんだよ。






貴方も。





あなたも。










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