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それはきっと、幻じゃない。【気象系BL小説】

第1章 まぼろし




朝イチの楽屋で潤くんを抱いて。(かなり意味に語弊があるけれども。


その後、なぁんかもやもやするような、あんな事聞いちゃって。



…正直、今日はココロが忙しい。


普段の仕事中は、私情はOFFってるんだけどな。


今日はどうも、上手くいかない。



収録中も、普段はやらかさないミスをやっちゃったり。


…まずいぞ、これは。




って、俺。




やっぱり潤くんの事…


どう思ってるんだろ…




って、答えはひとつなのに。その答えを出してしまうのが怖くて…




また逃げようとしてしまう自分が、正直ウザい。


今までだったら、こんな事はなかったのに。


今までは、割と。ポンポンって…コトが運んでたんだけど。


俺、恋愛は上手なはずなんだけどなぁ。



なんでこんな、中学生の初恋みたいな感じで…




って、ええええ!?



俺、言っちゃったよ…







”恋”だって…






あっちいよ。なんか顔があっちいよ…





「で、ニノちゃんはなんで百面相してるのかなぁ?」


「相葉さんじゃないんだからそんな事しません」


「え?今百面相してたよ?」


「してません。このバカが。」


「馬鹿じゃねーし!」






…相葉さんに言われるほど、俺動揺してんのかよ…







だめだ。








やっぱり、貴方の事好きだわ。





潤くん。


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