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それはきっと、幻じゃない。【気象系BL小説】

第1章 まぼろし






ニノの膝で寝た。



…っていうのが、思い出したら赤面するような思い出で。



ちょっとニヤニヤしながら歩いてたら



「松潤…なんでニヤニヤしてんの?」


「うお!、相葉くん…」


「おはよ。松潤が朝から機嫌いいの珍しいね」



なんて、相葉くんにまで笑われて。



俺、機嫌良いんだ…?




そっか。俺、嬉しいんだもんな。






俺、ニノのこと…





どう思ってるんだろ…





わかんないよ…




なんて、ぐるぐるとした思いを洗い流すように


顔を勢い良く洗って、



「すっきりしたぁ…」




とりあえず今は、何も考えたくなかった。




だって、さっきの思い出の中に


まだ浸っていたかったから。







楽屋に帰ると、ニノと相葉くんが楽しそうに喋っていた。



何だか、モヤっとした。


でも、気にしないことにした。




俺には、ニノの太ももの感触があったから。




「ふふふっ」



…なんか、変態っぽいな、俺。



「何笑ってんだよ。」



リーダーに声をかけられた。



「いや?別に?」


「声、裏返っちゃってるじゃん」


リーダーにも笑われちゃって。


「なに?エロいことでも考えてたの?」



「ちげぇわ。」




って、あながち間違っちゃいない。







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