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オレンジ~もう1つの物語~

第1章 12ヶ月の物語


5ヶ月目~

この日は俺の家に

ひなが遊びに来て


初めてひなとあんがご対面をした(笑)



"この子がすばるが

ほれまくってる子か(笑)?"


なんて…

あんを目の前に恥ずかしげもなく

ぶっちゃけるひなに



あんは笑いながら


"はい…惚れられてますよ(笑)"


なんて答えて……



あんが作ってくれたつまみを食いながら

三人で酒を飲んで


一番に酔いつぶれたあんを

ベッドに運んでひなのとこに戻ると



"お前は…あんに気使い過ぎなんちゃうか…?"


そんな真面目モードの

説教が始まった…(笑)



"それはどういう意味なんですかね(笑)?"


そう聞いてみると


"お前があんを好きなんはよう分かる!

それはええことや!


でもな…?

好きになることに臆病になったら

あかんやろ?"



なんて相変わらず

人の痛いとこを

遠慮なく的確にズバッっとついてくる…(笑)


そんなひなの前やから

必死に隠してきた弱気な部分が

つい顔をだして


"でもな……ひな…

これ以上あいつ好きになって…

もし…別れなあかん時が来たら……


俺………死んでまうんちゃうかな…(笑)?"


そうぽつりと呟いた俺に


"お前はごちゃごちゃ考えすぎや(笑)!

好きなら真っ正直からぶつからんかい!

それであかんかった時でも

俺がおるやないかい(笑)"


そう言ってひなな

豪快に八重歯を見せて笑った………(笑)
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