第1章 12ヶ月の物語
4ヶ月目~
家の中にあんがいること。
少しずつそんな風景に慣れてきて
ちょっとずつ家の中を占領していく
あんの歯ブラシや服を見てると
一人にやけてしまったりして(笑)
こんなに一緒におっても
未だにキス以上のことを
しようとせーへん俺に
あんは少し不思議そうにしてるけど
それでも俺にとっては
ベッドで
あんを抱きしめて眠れる夜は
そりゃもう
この世のものとは思えないほどの
幸せに満たされる…………
朝目が覚めると
あんの無防備な寝顔が隣にあって
上下に規則正しく動く胸を見てると
少し…
いや大いに触りたい欲望に
負けそうになるけど
あんの左手に光る指輪さんが
そんな俺にブレーキをかける
負けるなすばる………!
男の子やろすばる…………(涙)!!