学園は溺愛の箱庭(ONE PIECE長編学園パロ夢・番外編)
第1章 10/31の文化祭(*)
それでも恥ずかしさや理性が混ざり合って、どうしても抵抗をみせてしまう
逃れようとイヤイヤ首を振れば、制するように耳たぶを甘噛みされてしまい肩が跳ねた
「ひぅっ」
「本気で、言わねェならこのままだ」
「やっ…ろ、ぉ」
「言ってみろ、俺にどうしてほしい?」
「ふ、ッ…」
ローの言葉に反応するように、身体の奥がジンと疼く
耳への愛撫だけでは物足りない
「ろ、…も、おねがッ」
「ちゃんと言わねェと分かんねェだろ」
ほんの一瞬だけ、長い指が内腿を撫ぜた
それだけで、全身が麻痺したような錯覚に陥る
「ぁッ、も…触って、ぇ」
「どこを?」
「コ、コ…」
口で言うのはさすがに恥ずかしくて、ローの手を掴んで胸元へ誘う
既に芯を持った乳首に、指が掠めた
「ぁん、っ」
「これだけで良いのか?」
「やぁ…ッつ、まんだり…アァッ」
言われた通りに、指が動かされると途端に全身を支配するような痺れに襲われる
軽くキュッキュッと強弱をつけて摘まれれば、思わず声が漏れた
「はぅ、ン…や」
しかし同じ行為の繰り返しばかりで、それ以上の刺激がやってこない
本気で全てを言わせるつもりのローに、焦ったさから抗議の声をあげる
すると、手の動きが止まるどころか…再び離れていってしまう
「ッ?なん、で」
「嫌なんだろ」
「ちがッ」
あくまで無表情を装う顔に薄いレンズ越しの瞳は、その意図が読み取りづらい
思わず引いていく腕に縋り付き、そういう意味ではないと口にしようとしたら
「どうしてほしい?望むままに、シてやる」
少し目を細めて、その口角が妖しく吊り上がったのが分かった
わざと恭しい言い方をすれば、額にキスを落とされる
こんなの完全に、言いなりになるのはこっちだ
それでも中途半端に焦らされた身体は、ローを求めている
どうにかこの熱から解放されたくて、掴んでいた手を再び胸元へと導いた
「もっと、触って…ッ舐め、てほしぃ…」
後半の言葉は未だ残る恥ずかしさに消え入りそうだ
それでもローの耳にはしっかりと届いていたようで
「ちゃんと、見てろよ?」
赤い舌をチロリと見せ付けながら、乳輪をなぞるように舌先でくすぐられた
舐めさせているという事実がより卑猥であり、背徳感を生み出す
思わず目を瞑りたくなるが、バッチリと合わせたローの視線から逃げることができない
「…も、いじわる…ッ」