学園は溺愛の箱庭(ONE PIECE長編学園パロ夢・番外編)
第1章 10/31の文化祭(*)
「当たり前でしょ。ローが気持ちよさそうにしてるから、もっとシてあげたくなるんだもん」
何処をどうすれば、ローがより快楽に表情を歪めるのか…幾度か行為を重ねれば覚えてくるものだ
その感覚とローの反応を頼りにしていただけなのである
「だから、心配しないで」
「おい、ッ」
「ローだけよ?」
唇が離れてもなお、萎えることなく反り返っていたロー自身に軽く口づけを落とした
そして先端の窪みに舌を押し当てそのまま、開いた口に再び収めてしまう
上目遣いに、視線を合わせたまま
「ひもひぃ?」
「だから、喋るなと…!」
「ふふ…ン、む、ちゅ」
頭を上下に揺さぶりながら、喉で締め付けるようにすると更に質量が増してゆく
頭を引くたび、窪みを吸い上げるようにすると添えられた手に力が込もるのが分かった
「く、っそ…」
されるがままなのが悔しいのか、思わず悪態を吐き気を逸らそうとするがセナの動きが止まることはなく
むしろ激しさを増す一方で、早過ぎる限界を迎えようとしていた
「ッ出す、ぞ…離せ」
「ん、らひて?」
「ハァ…バカ、か」
頭を離させようとワザと予告したのだが、平然とした様子でさらに追い上げようとしてくる
どうにか堪えようにも、それは叶わない
確かに的を得た行為と衣装の効果は高いとは思うが、それだけでこんなに限界が近いワケはもちろんない
結局相手の問題である。愛する女が、口でシテいるという事実だけで目眩が起きそうなほどの快感なのだ
『相手だけで、こんなに変わるもんなのか』
過去に顔も覚えていないような女たちにも、同じような行為をされたが
過去の全ての快楽を合わせても、比にならないほど今この現実が甘美で愛おしい
「ンッ、ん…ふっ、んんぅ」
根元を扱きながら窪みを舌で抉られるように刺激をされて、耐えきれず小さな口の中に熱を放つ
「く…ぅッ!」
「ふ、ぁ」
ドクンドクンと喉奥に放たれた熱に、少し恍惚な表情を浮かべたセナにローがギリギリで保とうとしていた理性は完全崩壊
ソファまで運ぶのもまどろっこしくて、その場に押し倒す
毛足の長い絨毯の敷かれた床が、優しくセナの身体を受け止めた
目の前には、オスの顔をしたローが余裕なさげに短い呼吸を繰り返している
「あ…ッ」
「煽ったテメェが悪い」
「ちょっ…ンッ!」
抗議の言葉ごと唇を奪う