学園は溺愛の箱庭(ONE PIECE長編学園パロ夢・番外編)
第1章 10/31の文化祭(*)
「ッ離せ…」
「…やら、ンっふ…」
先端を口に含んだまま、イヤイヤと首を振れば
更に迎え入れようと飲み込んでいく
首を振った少しの振動と、口内に誘い込む舌の動きにロー自身は更に質量が増してしまう
顎が外れそうなほどの質量は当然口には入りきらず、ある程度飲み込んだ所で先端が喉奥を突き上げる形となる
「んゔっ」
「だから、無理しなくていい」
「んーっ、んっ、む」
セナの頭に手を添えて、引き離そうとするがかぶりを振って、頑なに脚にしがみつき離れようとしない
瞳いっぱいに涙を浮かべ苦しそうに呻いていたかと思えば、その苦しさからか喉奥が先端を締め付けるように収縮して思わず息を詰める
「く…ッ」
「ふーっ、ふ…ぅンン」
「ぅあ…ッ!」
口内では竿に舌を絡ませ扱くように舐め上げながら、収まりきらない根元は手を添えて擦り上げてゆく
瞳を閉じて、必死で口淫する様子は理性を崩壊させていくのには十分すぎて
与えられる快楽と、視覚的な刺激にローの興奮は高まってゆく
しかし普段滅多にない行為の知識とテクニックを、いつのまに何処でどのように身につけたのだろうか
今にも崩れ落ちそうな理性を総動員させて、セナの頭に手を添えて力を込めた
「ふ、?」
「離せ、セナ」
「ん…ろひた、の?」
「そこで喋んな…ッ取り敢えず、止めろ!」
なおも行為を止めようとしない頭を無理やり引き剥がせば、みるみるセナの表情が悲しみに染まってゆく
先走りで妖しく濡れ光った唇が不安そうに開かれた
「…ヨくなかった?」
「違ェ。…その逆だ」
「?どういうこと…」
理解が出来ない様子で、首を傾げているセナ
説明をする前に、ローは一旦熱を鎮めるため深呼吸をする
「なんで」
「?」
「上手くなってんだよ…」
「え…そう?」
不満気味なのに思わぬ評価をされて、一瞬困惑してしまう
上手いか下手かの判断は自分では出来かねるので、彼がそう言うのなら…多分上手くなっているのだろうけど
「まさか、他のヤツで」
「ヤダやめてよ!そんなわけないじゃない!」
何を言い出すかと思えば、そんな有り得ないことを言われて思わず声を荒げた
冗談でも、そんなことがあるけない。それを一番分かっているのは、誰よりローのはずなのに
「上手くなったのなら、ローのためだよ」
「は?俺?」